はじめに
冬キャンプの醍醐味、それは「孤独」を楽しむことではないでしょうか。 虫もいない、賑やかな声もしない。あるのは凛と張り詰めた冷たい空気と、薪が爆ぜる音だけ。

今回は「新潟県」に絞り、冬こそ輝く、玄人好みのキャンプ場を10選まとめました。 現地に到着してから「食材がない!」「景色が見えない場所に設営してしまった…」という悲劇を防ぐため、「推奨サイト位置」や道中の「買い出しスーパー情報」、さらには夜の焚き火のお供に欠かせない「新潟の地酒」の情報まで網羅しています。
新潟県 冬キャンプ場おすすめ10選
各キャンプ場、玄人なら押さえておきたい「設営位置」と「周辺情報」をまとめました。
1. 神立スノーリゾートキャンプ場(湯沢町)
〜スキー場直結!雪中キャンプとパウダースノーの贅沢〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1サイト 3,000円〜 / 高規格(トイレ・温水設備充実) |
| お勧め情報 | スキー場に併設された稀有なキャンプ場。日中はパウダースノーを楽しみ、夜はゲレンデサイドで静かに過ごす。 |
| 絶景サイト | ゲレンデサイドの指定サイト ※ゲレンデのライトアップや、朝焼けに染まる雪山が目の前に広がる特等席。 |
| アクセス | 関越自動車道「湯沢IC」より約3分 |
| 近隣スーパー | 原信 湯沢店 ※ICからも近く、品揃えも豊富。魚沼産コシヒカリなど、新潟の美味しい食材が手に入ります。 |
| 近隣温泉 | 神の湯 ※キャンプ場からすぐ。スキー後も利用できる温泉で、冷えた体を温められます。 |
| 予約・公式 | 公式HP / なっぷで予約 |
2. スノーピークヘッドクォーターズキャンプフィールド(三条市)
〜聖地で味わう雪中キャンプ。特別な非日常体験〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1人1,000円+サイト料(非会員料金) / 高規格(トイレ・シャワー・電源完備) |
| お勧め情報 | キャンパーの聖地、スノーピーク本社併設の広大なフィールド。冬は一面銀世界となり、特別な非日常感を味わえる。スタッフ常駐で安心。 |
| 絶景サイト | 奥のフリーサイト ※管理棟から離れた場所を選ぶと、より静かで広々とした雪景色を独占できる。 |
| アクセス | 北陸自動車道「三条燕IC」より約30分 |
| 近隣スーパー | マルイ 新潟東店 ※三条燕IC降りてすぐ。新潟の新鮮な魚介類や地場野菜が豊富。 |
| 近隣温泉 | いい湯らてい ※車で約15分。広々とした露天風呂があり、疲れた体を癒せます。 |
| 予約・公式 | 公式HP / なっぷで予約 |
3. 胎内平キャンプ場(胎内市)
〜日本海を望む雪景色。星空も美しい静かな場所〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1サイト 2,000円〜 / 管理棟・トイレあり(冬期は一部制限あり) |
| お勧め情報 | 標高が高く、日本海まで見渡せる絶景キャンプ場。冬は積雪があるものの、晴れた日の眺望は圧巻。星空も非常に綺麗。 |
| 絶景サイト | 日本海側を見下ろせる区画サイト ※夕陽が日本海に沈む姿は感動的。風の影響を考慮し、林間側も検討。 |
| アクセス | 日本海東北自動車道「中条IC」より約30分 |
| 近隣スーパー | 原信 中条店 ※ICからキャンプ場までの間にあり、買い出しに便利。 |
| 近隣温泉 | 胎内温泉 ※車で約15分。泉質の良い温泉旅館が集まるエリア。 |
| 予約・公式 | 公式HP |
4. 大原運動公園キャンプ場(南魚沼市)
〜豪雪地帯の里山。雪中体験と米どころの美食〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1サイト 1,000円前後(格安) / トイレあり(冬期は一部閉鎖) |
| お勧め情報 | 魚沼産コシヒカリで有名な南魚沼にある広大な公園内キャンプ場。冬は深々と雪が積もり、本気の雪中キャンプが楽しめる。 |
| 絶景サイト | 奥のフリーサイト ※広い敷地なので、他のキャンパーと距離を取って静かな雪景色を独占できる。 |
| アクセス | 関越自動車道「六日町IC」より約10分 |
| 近隣スーパー | 原信 六日町店 ※IC降りてすぐ。魚沼産コシヒカリはもちろん、地元の食材が豊富。 |
| 近隣温泉 | むいか温泉 ※車で約10分。日帰り入浴可能な施設がいくつかあります。 |
| 予約・公式 | 公式HP |
5. 休暇村 妙高キャンプ場(妙高市)
〜温泉宿が隣接!手軽に雪中と温泉を楽しむ〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1区画 3,000円〜 / 休暇村の温泉施設利用可 |
| お勧め情報 | 妙高山の麓、休暇村の敷地内にあるキャンプ場。冷えた体を隣接する休暇村の温泉で温められるのが最大の魅力。 |
| 絶景サイト | 妙高山が見える区画サイト ※雄大な妙高山を眺めながらの雪中キャンプは格別。 |
| アクセス | 上信越自動車道「妙高高原IC」より約15分 |
| 近隣スーパー | ナルス 妙高店 ※ICからキャンプ場までの間にあり、買い出しに便利。 |
| 近隣温泉 | 休暇村妙高温泉 ※キャンプ場に隣接。露天風呂からの雪景色は最高。 |
| 予約・公式 | 公式HP / なっぷで予約 |
6. 長岡市営馬高縄文館キャンプ場(長岡市)
〜縄文ロマンに浸る。冬の静けさと歴史を感じる場所〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1区画 1,000円前後(格安) / トイレ・炊事棟あり |
| お勧め情報 | 縄文土器の聖地・馬高縄文館に隣接するキャンプ場。冬は静かで、歴史のロマンに浸りながら落ち着いたキャンプが楽しめる。 |
| 絶景サイト | 広場奥のフリーサイト ※周囲に木々があり、適度なプライベート感と雪景色を楽しめる。 |
| アクセス | 関越自動車道「長岡IC」より約15分 |
| 近隣スーパー | 原信 宮内店 ※長岡市街地にあるので、買い出しの選択肢が豊富。 |
| 近隣温泉 | 長岡温泉 ※車で約15分。日帰り入浴施設も充実。 |
| 予約・公式 | 公式HP |
7. 弥彦山頂公園キャンプ場(弥彦村)
〜日本海と越後平野を独り占め。絶景のパノラマ〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1サイト 1,000円前後(格安) / トイレあり |
| お勧め情報 | 弥彦山頂に位置し、日本海と越後平野の雄大な景色を一望できる。冬はロープウェイが運行していない時期もあるため、アクセスは要確認。 |
| 絶景サイト | 山頂広場奥のフリーサイト ※日本海側の夜景と、越後平野の朝焼けが両方楽しめる場所を選ぶ。 |
| アクセス | 北陸自動車道「巻潟東IC」より約30分(山頂へはロープウェイまたは車道) |
| 近隣スーパー | 原信 弥彦店 ※弥彦村の中心部にあり、買い出しに便利。 |
| 近隣温泉 | 弥彦温泉 ※麓に温泉街が広がる。日帰り入浴施設も多数。 |
| 予約・公式 | 公式HP |
8. 赤倉山荘キャンプ場(妙高市)
〜レトロな山荘で温まる。穴場の雪中ベースキャンプ〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1サイト 2,000円前後 / 山荘内で薪ストーブあり |
| お勧め情報 | 妙高高原の奥にある、知る人ぞ知る穴場。レトロな山荘の薪ストーブで暖を取れるのが魅力。静かで本格的な雪中キャンプを楽しめる。 |
| 絶景サイト | 山荘近くのフリーサイト ※山荘が緊急時のシェルターにもなり、安心感がある。 |
| アクセス | 上信越自動車道「妙高高原IC」より約20分 |
| 近隣スーパー | ナルス 妙高店 ※ICからキャンプ場手前にあるので、忘れずに立ち寄りましょう。 |
| 近隣温泉 | 赤倉温泉 ※車で約10分。湯量豊富な老舗温泉。 |
| 予約・公式 | 公式HP |
9. 三川観光きのこ園キャンプ場(阿賀町)
〜清流と雪景色。渓流釣りと温泉も楽しめる〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1サイト 1,000円前後(格安) / トイレ・炊事棟あり |
| お勧め情報 | 阿賀野川の清流沿いにある自然豊かなキャンプ場。冬は雪に覆われ、静かな雪中キャンプが楽しめる。渓流釣りも可能。 |
| 絶景サイト | 渓流沿いのフリーサイト ※川のせせらぎが心地よく、冬の静寂を引き立ててくれる。 |
| アクセス | 磐越自動車道「津川IC」より約15分 |
| 近隣スーパー | マルイ 津川店 ※津川IC近く。地元の食材が手に入ります。 |
| 近隣温泉 | 道の駅阿賀の里 ※車で約10分。温泉施設「あがの郷」が併設されています。 |
| 予約・公式 | 公式HP |
10. 大池いこいの森公園キャンプ場(上越市)
〜湖畔と雪。鳥のさえずりと静かな冬を過ごす〜
| 項目 | 内容 |
| 価格・設備 | 1区画 1,000円前後(格安) / トイレ・炊事棟あり |
| お勧め情報 | 大池のほとりに広がる自然豊かな公園内のキャンプ場。冬は積雪があり、湖畔の静けさの中で落ち着いた雪中キャンプが楽しめる。 |
| 絶景サイト | 湖畔沿いのフリーサイト ※湖面が凍結していることもあり、幻想的な風景が広がる。 |
| アクセス | 北陸自動車道「上越IC」より約20分 |
| 近隣スーパー | 原信 柿崎店 ※上越ICからキャンプ場までの間にあり、買い出しに便利。 |
| 近隣温泉 | 柿崎温泉 ※車で約10分。地元に愛される温泉施設。 |
| 予約・公式 | 公式HP |
冬の新潟キャンプを楽しむための注意点
最後に、玄人の皆様には釈迦に説法かもしれませんが、新潟の冬をナメてはいけません。以下の点は必ず押さえておきましょう。
- スタッドレスタイヤは必須、チェーンも携行する
- 山間部はもちろん、平野部でも急な降雪があります。4WD+スタッドレスが基本中の基本です。
- 一酸化炭素チェッカーは2個持ち推奨
- 薪ストーブや石油ストーブを使う場合、命を守るための投資は惜しまずに。
- 水場の凍結対策
- 多くのキャンプ場で炊事場が閉鎖されます。ポリタンクでの水持参は必須です。
さいごに
いかがでしたでしょうか。 新潟の冬は、時に厳しく、時に息を呑むほど美しい表情を見せてくれます。 地元の酒で喉を潤し、湯船で体を温め、静寂の中で自分と向き合う。 今回の情報を参考に、ぜひ「自分だけの白銀の世界」を探しに出かけてみてください。
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